仕事で疲れて帰ってくる夫に、庭の花への水撒きなど申し訳なくて頼めないので バカンスは無しといっていたのですが、12歳半の息子のことを考えると可哀想で、 義理と人情ならぬ妻と母とのポジションの板ばさみに悶々としていたら、 夫があっさりと 「行ってくれば?」 と言ってくれたので 8月5日から11日までロンドンへ行ってきました。 イタリアに住み始めた頃、ヨーロッパは地続きでどこへでもいけるなぁと思い、 でも、息子が大きくなったらあちこち行こうねと言っていたのですが、 彼の経験と言葉があればロンドンももっと良く見てまわれたと思うのですが、 私は1988年の2月以来イタリアから一歩も出たことがありませんでした。 |
イタリアに比べると物価が高いけれど、その分何もかもちゃんと稼動しているし、 素材は質素でも、壊れたものが少ない街でした。 何よりたくさんの人が働いていて驚きました。 最近ヨーロッパ圏内をごく安い航空料金で運行する航空会社が出てきて、 着いたのはロンドン時間で、午後1時半。 |
そしてロンドン名物の雨も降ってきて(着いたときにはいいお天気だったのに) それでもやっとホテルにたどり着き、着替えをしてまた街に出たときには雨も上がり、 イタリアではお勘定は最後にまとめてするのですが、 2日目は、はとバスならぬBIG
BUSという観光バスで主なところを見てまわり、 3日目にはKew Gardenという、巨大な温室のある庭園へ行き、 |
4日目はロイヤル・エアフォース博物館という戦闘機がたくさん並び、 5日目。前日が飛行機だったので、今日は船。
いいお天気になったので、池でボートに乗りました。
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入館無料の大きな博物館。でも、多くのものがイタリアでも見られるので、 われわれは日本のものを展示しているところへまっしぐらに行きました。 息子に少し知ったかぶりができて満足です。
と、ここまではなんとか順調に運びました。
すでに12歳半の少年にふさわしく「Planet
Holliwood」のT-シャツを2枚買ったのですが、 そこで店員さんいわくオックスフォード通りの端っこにある「Hard
Rock Cafe」目指して 途中偶然に路上のメルカートにも出くわし、イタリアのエスプレッソコーヒーの看板に さて、オックスフォードストリートを端から端まで歩きましたが目指すお店はありません。 |
どうしてもお店は見つからず、お腹がすいてきたので息子は大好きな ハイドパークのそばに泊まりながら、ほとんど見なかったので ところがどうしたわけか、約1時間間違ってしまいました。 でも、あわてるのがいやなので1時間前には着いているように2時ごろの汽車に乗ると 汽車はすぐに発車しましたが、順調に行っても飛行場で降りてからチェックインカウンターへ行き、 ロンドンについた日に飛行場で汽車に乗るまでにずいぶんと歩いた覚えがあったので、 そしてこともあろうか、汽車は10分も遅れて飛行場に着いたのです。 「Excuse me, I have only five minutes!」と叫びながらエスカレーターを駆け上がりました。 |
幸いこの路線では幅を利かせている航空会社だったので、カウンターがずらっと並び、 ホテルに預けていたバッグを受け取ってから地下鉄までの急ぎ足、 魔の1時間半でした。 いつも時間には正確な方なのですが、なぜこんなことになってしまったのか分かりません。 「Casa dolce casa」=「Home sweet home」 keiko |