たくさんの偶然と・少しの幸運がかさなって皆様はここに集ってくださったのですね。
生まれ故郷を遠く離れたわたくし管理人にとって、こんなにうれしいことはありません。
ぶどうの栽培など何も知らなかったのに、たまたま移り住んだ家にブドウ畑があったので、
インターネットやご近所の栽培家や本を参考にしてここまでやってきました。
農作業は一般に厳しく退屈なもので、
半年あるいは1年先のためにいろいろな準備が必要で、時にはくじけそうになってしまいます。
思いがけずもいきなり150本ものぶどうの木を持った私。
昨年はきわめて受身だったのが、今年はご近所に率先して管理をしてこられたのも、
ひとえに皆様のご協力があったからです。
まだ寒いうちにかちんこちんの土を耕したのも、
あっという間に雑草がひざの上まで伸びてしまう5月の草刈や、
重い薬剤の散布を何とか続けてこられたのも皆様に報告するという気持ちの支えがあったからこそ。
さて、こうしてぶどうの木を所有していただいたのですが、
これだけではただの絵に描いたもちのようなものですから、
もう一度スタートラインにたっていただいて、これからは運を天に任せての競争です。
どなたのぶどうが一番大きく育つか。
当然ながらわたくしはどなたにも肩入れするものではありません。
実際、ブドウ畑に入ると目の前のぶどうのことが気になって、
剪定をしたり、伸びた枝のくくり付けをしたり、雑草を引っこ抜いたり・・・
そういうときに名札を調べている時間も気持ちの余裕もないのです。
ただ、最後の商品をゲットしていただくために、そろそろ手順を考えなければと思っています。
今の時点ではこう考えています。
10月初旬に、皆様のぶどうの木になっているそれぞれ一番大きな房にしるしをつける。
それを収穫祭(ちょっと大げさですが)に切り取って、大きさを比べる。
きっといくつかの房が最後に微妙な判定を必要とするでしょう。
その時に私見が入らぬように、名札の文字が読めない
イタリア人のエリオさんかアメリーゴさんに選んでもらおうと思っています。
こういう感じでいいでしょうか?
もし、もっと妙案があったらお聞かせください。
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