ぶどうの館

命名はP-manさんです。(オーナーの方々の敬称略)            

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ぶどうの館・・・(2005年のイベントの記録)

たくさんの偶然と・少しの幸運がかさなって皆様はここに集ってくださったのですね。
生まれ故郷を遠く離れたわたくし管理人にとって、こんなにうれしいことはありません。
ぶどうの栽培など何も知らなかったのに、たまたま移り住んだ家にブドウ畑があったので、
インターネットやご近所の栽培家や本を参考にしてここまでやってきました。

農作業は一般に厳しく退屈なもので、
半年あるいは1年先のためにいろいろな準備が必要で、時にはくじけそうになってしまいます。
思いがけずもいきなり150本ものぶどうの木を持った私。
昨年はきわめて受身だったのが、今年はご近所に率先して管理をしてこられたのも、
ひとえに皆様のご協力があったからです。

まだ寒いうちにかちんこちんの土を耕したのも、
あっという間に雑草がひざの上まで伸びてしまう5月の草刈や、
重い薬剤の散布を何とか続けてこられたのも皆様に報告するという気持ちの支えがあったからこそ。

さて、こうしてぶどうの木を所有していただいたのですが、
これだけではただの絵に描いたもちのようなものですから、
もう一度スタートラインにたっていただいて、これからは運を天に任せての競争です。

どなたのぶどうが一番大きく育つか。


当然ながらわたくしはどなたにも肩入れするものではありません。
実際、ブドウ畑に入ると目の前のぶどうのことが気になって、
剪定をしたり、伸びた枝のくくり付けをしたり、雑草を引っこ抜いたり・・・

そういうときに名札を調べている時間も気持ちの余裕もないのです。
ただ、最後の商品をゲットしていただくために、そろそろ手順を考えなければと思っています。

今の時点ではこう考えています。

10月初旬に、皆様のぶどうの木になっているそれぞれ一番大きな房にしるしをつける。
それを収穫祭(ちょっと大げさですが)に切り取って、大きさを比べる。

きっといくつかの房が最後に微妙な判定を必要とするでしょう。
その時に私見が入らぬように、名札の文字が読めない
イタリア人のエリオさんかアメリーゴさんに選んでもらおうと思っています。

こういう感じでいいでしょうか?
もし、もっと妙案があったらお聞かせください。

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そして、用意させていただいたプレゼントは右のぶどうです。
イタリアは昔から銀細工に定評があります。

残念ながら純銀ではありません。
純銀では私の懐と日本への送付にかなりの負担がかかってしまいます。

でも、ご覧のように品質の証明書が付いた
銀張りのものとしてはそれなりの、宝飾店で求めたものです。

イタリア人はこういうものを飾り棚や、壁際の小机や
ベッドサイドの家具の上に飾ります。

気に入っていただけることを祈りつつ・・・ 

最後になりましたがこういう企画を思いつかせてくださった
Hamix Journalのはるみんさんに感謝の意を表します。

ブドウの舘の管理人Keiko          Homeへ

 



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9月21日。突然ですが、収穫しました! つまり優勝者の発表です!

今年はぶどうの出来がとてもよい年でした。
春先に雨がなかったので、花が落ちなくてカビも来なくてたくさんの実がつきました。
ただ9月に入ったとたんに雨が降り続き、せっかく熟した実がだめになりそうです。

当初、収穫は私の誕生日10月3日にとおしらせしていたのですが、
これからの約2週間はぶどうにとってはかなりつらい2週間になりそうです。
すでに、持ち主のないぶどうは摘み取っていただいていましたが、
ここ数日のぶどうの痛み方を見ると、とてもこれ以上放置しておけなくなりました。

やはり少しでもいい状態で皆様に見ていただきたいのです。
フィナーレですから全員揃ってご覧いただこうとサムネイル版にしました。
クリックすると大きくなります。そして優勝者は・・・・

ご覧のように大接戦でしたが、これまでの予想を裏切って瞳さんが優勝を果たしました!

瞳さん、おめでとうございます!!!

利雄さんは最初からずっと独走状態だったのですが、ここへきて、瞳さんに追い上げられてしまいました。
きっと数週間前の決戦なら利雄さんが優勝したのではないかと思います。
そしてもし逆に10月3日まで待っていれば瞳さんの優勝結果はもっと顕著に見えたと思います。
というのは利雄さんのぶどうはすでに完熟しつくしているのですが、
瞳さんのはまだ成長する気配が見られます。

もうひとつ、利雄さんの木はこういう大きな房が4つついていました。
瞳さんの木には11もついています。

利雄さん、本当に残念でした。でも、利雄さんの木は亥の1番。
端っこにあるので、ブドウ畑を取り払ったあとも、この木は残しておこうかと思っています。
それを準優勝のプレミアムにさせていただいていいですか?

 

そして参加してくださった全員の皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまで張り合いのある半年を過ごすことが出来ました。
たくさんの激励やお礼のお便りもいただいてこんなにうれしいことはありません。
生涯の思い出になることでしょう。

 

 

*名前をクリックすると成長の経過が見られます。
*画像をクリックするともう少し大きな写真が見えます。