KenHanaがやってきた当初の日記です。

 

6月14日_KenとHana、2匹の子犬の名前です。
       Maremmanoの雄と雌。生後1ヶ月あまりということで、
       まだお尻の始末が出来ないので毎日大変な思いをさせられますが、
       なんともかわいい限りです。
       陽介の念願がかなって言うことはありません。

6月19日_昨日、えさを与えすぎたようで、ウンチはゆるいし食欲はないし、
       Kenは吐き気 があるし・・・ウエーン。この頃体重は3Kg

cucciolo
6月21日_Hanaの後ろ足にSperone(余分な爪?)があったので手術しに行きました。
       そして子犬の間は1日に1回ぐらい吐くのは問題ないとの事です。
       ただ、1キロあたり20グラムの食料を3回に分けて与えよとの事で、
       彼らの空腹と戦っています。


7月01日_2回目の寄生虫予防薬投与。


7月10日_どうもビスケット類を与えるとウンチがゆるくなるみたい。
       卵とミルクのせい?


7月16日_Hanaは車に弱いみたい。2度も吐いた。この頃体重は6−7Kg.


7月20日_2回目の予防注射。かなりお尻の始末が良くなってきた。
       食事の回数が減れば掃除も楽になるだろう。


7月25日_初めてシャンプーをした。予想に反して2匹ともおとなしかった。
       とくにKENはじっとしていた。 この頃体重は9Kg.


8月15日_ここ数日私が働いていたせいもあって彼らをかまって上げられず
       KENは、くさーくなっていたので、昨日また洗った。
       体重はKENが12Kg,HANAは11Kg弱。
       だんだん雄雌の差が広がってくる。


8月17日_どのくらいえさをあげていいのか分らない。
       獣医さんの説や犬用の食事の説明のとおりにあげていると
       空腹すぎてウンチを食べてしまう。
       でも、あまりたくさん与えるとウンチがゆるくなる。
       どうしたらいいの?



だいぶ大きくなってきて、そろそろベランダのふちに手が届く。
彼らの毎日の生活はというと、朝5時過ぎに目を覚まし、私が行くのを待っている。

というよりベランダの戸をがりがりやって私を起こすのだ。
そして、下の原っぱに降りてしばらく遊んだり、時には朝一番のパンを買いに行く。

首輪をつけての散歩にも慣れてきて、おとなしく歩いてくれる。
でもときにはKenとHanaの気が合わなくて両腕を引っ張られる。

買ったばかりのパンを少しあげるとわたしがBarで
コーヒーを飲んでいる間おとなしく待っていてくれる。

ただ、大きくなった分おしっこの量も増え、気をつけていても下に流れそうになるので、
ベランダのふちにシリコンを塗って防波堤を作ったり、 雑巾をあちこちにおいたり気が気ではない。

ウンチもほとんどは砂箱にしてくれるのだけれど、なぜか外にもしてしまう。
散歩に行ったときにうまくタイミングが合わないことも・・・



9月2日_やっと新居に連れて行った。自由を享受してほしい。
       しばらくは2匹だけで夜を過ごすことになるけれど、
       ほえてもおしっこをしてもしかる人は誰もいない。



この日からしばらくは、朝晩私がえさを与えに行き、昼間はパオロや陽介も一緒にという生活が続いた。

そして、9月20日ごろから新居の改造が始まり彼らは昼間、
作業員の邪魔にならないように檻の中という生活になってしまう。

檻といっても車が3台は入るガレージほどの敷地で、
これまでのベランダに比べれば広いのだけれど、やっぱり一緒に遊びたいみたい。

じっと私達の事を目で追い続け、ときどき金網をがりがりやっている。

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いかがですか?同じような思いをなさった方もおいででしょうね。

小さい頃から犬が好きで、いえ、正直に言えば6,7歳くらいまでは怖かったように覚えてます。
道路で犬に合うと 「走っちゃいけないんだ!」 と自分に言い聞かせながら
そしてどきどきしながら歩いていたものです。

最初に仲良くなったのは隣に住んでいた大家さんの犬で、 「リリー」という老犬でした。
いつも私の後をついてくるのに、ある日呼んでも犬小屋から出ようとしないので
大家さんに言ったら老衰死していたのでした。

無花果の木の下に大きなお墓を作って葬りました。
このとき、小さいながらも何かそれまでに知らなかった思いを知ったという気がしました。

初めての自分の犬はポインターのような犬でした。
残念ながら交通事故にあい、その後行動がおかしくなって保護されてしまったのです。
このときにも私の中になにかどすんとした思いが入り込みました。

そして小学3年生のとき、「チビ」に出会います。
その頃は高知県の田舎に住んでいて、庭はあるしまわりは畑や田んぼで
いつも思い切り遊びました。

まだ生後数日という子犬を友達にもらって、懐に入れて内へ帰ったのを覚えています。
おそらく母が大変な思いをしたのでしょうが、私は幸せの絶頂でした。

白いスピッツ系のあまり大きくない犬でした。
毎晩私がお風呂に入ると一緒に飛び込んできたものです。
(今の犬達からは想像もできませんが。)
そしてシャンプーとリンスの後は一緒に寝たのでした。

朝、目を覚ますと彼が私の枕をぶんどって仰向けに寝ていました。
本当にいつも一緒で、ときどき母と共にバスに乗って遠くへ買い物に行くときなど、
バスの後をどこまでもついてきては私をはらはらさせました。

そのちびと別れなければならなくなります。
父の転勤で大阪へ行くことになり、友達にもらってもらいました。

次の日、友達が「チビがいなくなった!」とやってきたので
みんなで探したところ、なんと縁の下に隠れていたのでした。

自分の境遇を察しているかのように、私達には姿を見せず 一晩中縁の下にいたなんて・・・
噛み切ったロープをひきずったまま・・・

あのとき、もう犬は飼うまいと思いました。
愛しすぎて切なかったから。


彼らは話をしない分、どんどん心の中に入ってきてしまいます。

でも、また犬を飼いました。それも2匹。

息子にも、何かを感じてもらいたかったからです。

                    Keiko

 

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