5ヶ月余りの短い付き合いでしたが、
いまだにわれわれの口に上るHarryの写真です。
チベットの仏教に傾倒の深い義妹のローリーが修行に行った山のお寺から、
生後一ヶ月ほどの頃、我が家へつれてきました。
ごらんのように美形なだけではなく、彼のいいところはまさしくその性格でした。
めったなことでは泣き声を出さず、犬のように私の後を追ってばかり。
KenとHanaを怖がりもせず、かえってちょっかいを出して遊んでいました。
来たばかりのころからおしりの始末も良くて、
食いしん坊で犬のえさを食べに行きました。
ただ、そういうことはKenとHanaが相手だったから通用したのであって、
ほかの犬にとってはただのちっちゃい猫。木を伝ってお隣のアメリーゴさんちへよくあそびにいっていたHarry.。
アメリーゴさんの犬ラッキーも優しい犬だったのですが、
ある日、そのアメリーゴさんちのさらにお向かいへ行ったとき、
ちょっと違ったタイプの犬に出会いそのまま帰ってはきませんでした。
われわれはどこかへ行ってしまったとばかり思っていたのですが、
アメリーゴの奥さんからことのいきさつを聞かされました。
陽介はそのことを知りません。
まだしばらくは言わないつもりです。
われわれの間では、あんなにかわいい猫だったので
誰かに拾われてしまったことになっています。
そして今でも元気にどこかで暮らしているのだと・・・。
Keiko
