みなさまこんにちは。

いつも読んでくださってありがとうございます。

メルマガを書くとき、私は皆様へメールを送るつもりで書いています。

つまり、購読者の方はみんな私のお友達と勝手に思い込んで・・・

そこで時折はイタリアと何の関係もない私生活をご紹介したりしてしまいます。

今日も、ひとつお願いがあって書きました。

昨年の10月31日に始めてのメルマガを発行した時、すぐにお便りを下さった方が何人かおられますが、

その中にW氏という方がおいでです。

今やすっかりお友達になってしまって、毎日のようにメールを交換しています。

そのW氏が今、超高齢のお母様の闘病生活を支えておられます。

7月の上旬に脳血栓で入院されて以来、この暑さの中を毎日2度病院へ通っておられます。

私自身両親を病気で亡くしましたので、介護する側にとっては、

肉体的にも大変ですが、何よりも精神的に落ち込んだり絶望的になったりしてしまうのをよく覚えています。

W氏自身、もうお若くはありません。

すでに奥様もなくされ一人でこれまでお母様の面倒を見てこられました。

この春にはご一緒に花見見物にも出かけておられたのに・・・

遠く離れたお友達に何かできることはないかしらと考えましたが、激励のお便りをすることぐらいしかない・・・

そしてこの激励のお便りというのは私もよくいただくのですが、とってもうれしいものです。

そこで、私ひとりが書くのではなくてもっとたくさんのお友達が書いて下さったら

(読者の方々はイタリアが好き!という点で共通の好みをお持ちなのだからきっと、読者の方々同士お友達になれると思います。)

より励ますことができるのではないかと思い、お願いしてみることにしました。

W氏も、皆様と同じ時点でこの記事を読んでおられます。

出すぎたまねを、とおしかりを受けるかもしれませんが、とっても澄んだ心をお持ちなので、きっと分かってくださると信じています。

きっと、W氏以外にも同じような体験をお持ちの方、その最中の方もおいでかもしれません。

そういう経験談や、アドバイス、あるいはただの一言、「がんばってください。」でも良いと思います。

みなさんと一緒にW氏を励ましてあげたいので、ご協力お願いします。

当然のことながら、W氏のメールアドレスを公開できませんので、私宛にお送りください。

わたしのほうからまとめてW氏に送ります。

また、W氏はとてもご返事を書ける状況ではありませんので、そのあたりもご理解願います。

どうぞよろしくお願いします。

                     Keiko 

 

上記は2004年8月に発行したメルマガです。
偽善行為にとられるといやなので、これまでHPには載せていませんでした。

でも、私という人間を知ってもらうべく公開したHP。

こういうおせっかいなところもあるということを知ってもらいかったことと、
おそらく、もうこういうことは将来もしないであろうと思われますが、私のHPおよび
メルマガの発行中のひとつの大事なページであることから、ここに残そうと思いました。

もうひとつ、当のW氏をはじめたくさんの方に賛同していただけたことで、
パソコンも使いかたしだいで結構良いことができるのだと いうことをいいたかったのです。

この先は、W氏が当時どのように感じておられたかというのを書いて送ってくださったので、
W氏のご了解を得てそのまま引用させていただきました。

 

七月の十一日以来、現在(九月十三日)も、母は脳梗塞で入院中です。

インターネットの「マグマグ」というサイトから
「イタリアから・ボンジョルノ」というページを定期的に出している
イタリア在住の内藤さんという方との個人的なメールの中で、私が母のことを話したところ、
そのことが彼女のページで紹介され、読者に
「意のある人は(私のために)励ましの言葉などをかけてやってほしい」
という呼びかけをしてくださいました。

私自身、内心「これは大事になったな」と思いましたが、暖かいお気持ちが嬉しく、
ご好意を素直に受けることにしました。

たちまち十名ほどの方から同情や励ましの言葉が送られて来ました。

まとめてお礼のメールを送れますが、一人一人内容に対応したメールを送ることにしました。
中には上海、ロスアンゼルス在住の方も居られました。

こうして私のメル友の輪は広がりました。

この時ほどインターネットの素晴らしさを実感した事はありません。

パソコンは、まったく現代の夢の道具だと思いました。

思えばパソコンを始めたのは、まだ小学生だった孫娘にパソコンの手ほどきをするため、
まず自分が覚えようと思ったのがきっかけでした。

孫娘が居なければ、パソコンに偏見を持っていた私は、羽田さんの誘いにもかかわらず、
絶対にパソコンを手にする事はなかったと思います。

その私が、今ではパソコン無しの生活は考えられないまでになりました。

パソコンの使い方は色々あります。ゲーム、情報収集、連絡などに使うことが出来ますが、
また悪用する事も出来ます。

しかし、世界中の人々に激励や慰めを与え、幸せを送る事が出きれば、

それがパソコン最高の効用ではないでしょうか。

 


W氏のお母様、安らかに。 そして関心を寄せてくださった皆様へ。

 

2005年2月22日、W氏のお母様は天国へ旅立たれました。

激励文をいただいたのはまだ道半ばにも及ばないころでした。

W氏の看護はその後もずっと続いており、やっと2月14日、

自宅療養になって帰ってこられたばかりです。

御様態は特に変化なしということでしたが、

きっとご本人は自宅でご子息のそばで過ごされたかったのではないかと思います。

それがかなってほっとなさったのでしょう。

もう一度だけ、皆様に感謝の気持ちをお伝えします。

ありがとうございました。    



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