自分へのクリスマスプレゼント

 


                    

何でこう毎年色気のないものが欲しくなるのか・・・
去年はデジカメが欲しくてたまらなかった。

欲しいカメラが日本で買うと半分近い値段なのを知って、
2月に遊びに来るという友人に頼んで買ってきてもらうことにした。
そこでクリスマスには、そのデジカメの写真を貼り付けた箱を用意した。
家族に私へのプレゼントが目に見えるようにしないと申し訳ないと思ったから。

 

今年は特にこれはと思えるものがなかったのだけれど、
たまたま息子のラテン語の辞書を買いに行ったら、本屋さんのお隣が金物屋さんだった。

そこのショーウインドウに電気式のチェーンソーがあった。
うちにはすでに発電式(こういう言い方でいいのだろうか?)
のチェーンソーがあるけれど、大型で重くて私には持ち上げるのが精一杯。

しかもモーターを始動させるのはPaoloさえ時としててこずるのだからトライしたことはない。
一度だけ薪を切ってみようとしたけれど、あまりの振動と重さに数秒で放り出した。
あれから3年経ってしまった。

これまでに何度も電気式のを買ってと言ったけれど、取り合ってもらえなかった。
でも2日後に、予約していた辞書を取りに行ったときに勇気を出してお店に入って見せてもらった。

意外と軽い。何とかなりそう!
値段も103エウロ、発動式に比べるとうんと安い。
きっと余り力がないのだろうけれど、わたしが切るものはたかがしれている。
そしてPaoloがいつも言うように電線が邪魔なのだろうけれど、一度は試してみたい。
ちょうどクリスマスなのだからいいではないか!

自分で給料という物を得なくなってからは、ごく日常の必需品以外のものを買うときには
Paoloに承諾を得てから買うようにしているけれど、たまには独断で買ってしまう。
もしかして叱られるかなという不安もあるけれど、たいていは許してくれるのを知っているから。


そして今日、Paoloと陽介はミニモトのサーキットへ行ってしまったので、留守の間に試運転。
ケケケ・・・
なんて快適なのだろう!

こんなに簡単に木が切れるのならもっと早く買えばよかった。
毎年選定の時期になるたびに、肩や腕が痛くなっていたし、なんと言っても仕事がはかどらない。
木の切り口は普通ののこぎりのほうがすべすべしてきれいだけれど、
用途に合わせて使い分ければいいと思う。
今日は薪を切ったので、切り口なんてどうでもいい。

今夜私が作った薪の山を見たら彼らはなんと言うだろうか、今から楽しみ。

Keiko


PS: クリスマスにふさわしい、何か神秘的な
あるいは心癒される素敵な話を心待ちにしてくださっていた方々、
ごめんなさいね。

いろんな想いはあったのですが、どれも形にならないまま時間がたってしまいました。
もっと落ち着いてイタリアの素敵な話を集めます。

今、一番書きたいのはポンペイの町の生活ぶりです。
2000年以上前の人々が今と変わらないような生活をしていたといったら
きっと驚かれると思います。近いうちに仕上げますのでお待ちくださいね。

今年は小ぶりなツリーを作りました。
息子が成長したせいか、我が家のクリスマスの雰囲気も年々変化しています。
だんだん飾りが少なくなり、普段と変わらない日になりそうです。

皆様のお宅はいかがでしょうか。

にぎやかでも静かでも、大切なのは信頼しあえる人と一緒にすごすことですね。

メリークリスマス、

BUON NATALE!

 

 

 

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